「夜勤の仕事はきつい」が常識?夜勤に向いている人はこんな人!

今の仕事給料安いし向いてないなぁ。給料の良い会社に転職したいけど自分にはスキルが無いし・・・

あ、工場の夜勤ならスキルが無くても手当がたくさんもらえるかも!

でも、周りの人はみんな夜勤はきついって言うし・・・自分でもやっていけるかな?

夜勤の仕事へ就職、転職を考えている人はこのような不安がありますよね。 

夜勤経験者  カリメロ
夜勤経験者  カリメロ

私は3年間、医薬品の工場で3交替制の夜勤をしていますが、夜勤はきついだけではないですよ。

私の経験からいえば、夜勤に向いている人、即ち夜勤のメリットを最大限受けられる人は一定数います。

この記事は、あなたが夜勤に向いているのか否かや、夜勤を経験した私だからこそ伝えられる夜勤のメリットデメリットがわかる内容になっています。自分は夜勤に向いているか否かを判断して、人生の選択肢を大いに広げてください!

「夜勤の仕事はきつい」が常識?夜勤に向いている人はこんな人!

何事にも向き不向きがあるように、夜勤の仕事にも向いている人はいます。

普段から寝つきがいい人 、どこでも寝られる人

普段から寝つきがいい人は夜勤に向いています。夜勤シフト中は体内時計が乱れていることもあり、多くの人が睡眠に苦労します。しかし、寝つきがよければ睡眠時間も長くなり、十分な回復が可能です。 

また、どこでも寝られる人も夜勤向きです。例えば、旅行先のホテルで、枕が変わってもすぐに眠れるような人がそれにあたります。夜勤中の休憩時間は、仮眠をとることが重要です。普段の寝床ではない仮眠スペースで良質な仮眠をとるには、どこでも寝られるスキルは有利となります。

夜型の生活が苦でない人 

夜型の生活に慣れている人も夜勤向きです。

当たり前と言えば当たり前です。夜中に活動的になる人は夜勤でも仕事に集中できるでしょう。  勉強、読書、ゲームなど、夜中に作業がはかどる人は有利です。

20~30代の比較的若い人

比較的若い人は夜勤に向いています。

私の経験と周りの同僚から聞いたことが元ですが、20代の人は夜勤でも7~8時間睡眠をとれる傾向があります。しかし、年を重ねるほどに睡眠時間が徐々に短くなっていくようです。

下の表のように、睡眠に関わるホルモンであるメラトニンの分泌量は加齢とともに減少します。

出典:日本アレルギーリハビリテーション協会 睡眠ホルモンと熟睡のコツhttps://www.allergy-rehabilitation.com/sleep-hormone-and-deep-sleep-points/

ただ、適性があれば年齢を重ねても十分夜勤はできます。且つ体力が落ちても作業しやすい夜勤の仕事を選ぶといいでしょう。若いうちに夜勤を経験しておいて、自分に合っていたら続けるというスタンスでもOKです。 

正直私は夜勤向きではありません

正直私は夜勤に向いていません。30代中盤で寝つきが悪く、その上神経質な性格も災いしています。夜勤中の睡眠時間は平均4~5時間で、眠りも浅いです。

そんな私でも夜勤の仕事にメリットがあるから続けています。以下に続きます。

夜勤はきついけどメリットも多い

夜勤はきつい面もありますが、その分のメリットも多々あります。 

スキルが無くても手当がもらえる 

やはり夜勤を希望する理由は給与面ですよね。自身の健康を犠牲にしている分、特別なスキルを持っていなくても高額な夜勤手当を受けられます。

月のシフトにもよりますが、私の場合は3交替制のシフトで月5~8万円の手当をもらえます。

夜22:00から翌朝5:00までの勤務時間の賃金は、通常の1.25倍以上とするように規則で定められています。

時間外労働に対する割増賃金は、通常の賃金の2割5分以上となります。例えば、通常1時間当たり1,000円で働く労働者の場合、時間外労働1時間につき、割増賃金を含め1,250円以上支払う必要があります。

出典:厚生労働省HP
 https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyungyosei07.html

人間関係のストレスが日勤よりも少ない

工場勤務を希望される人の中には、対人関係の煩わしさを避けたい人もいるはずです。そのような人にとって、夜勤は好都合でしょう。

なぜなら、夜勤では日勤よりも社内の人が少なく、人間関係のストレスが減るからです。また、管理職クラスの社員の勤務形態は日勤の場合が多いため、管理職からのプレッシャーがなくなります。

上司から受けるストレスがなく、出社時、仕事中、休憩時も人との関わりが最も減るのが夜勤です。 

夜勤は通勤のストレスが無い 

夜勤の場合、快適に通勤ができます。出社時は夜中で、帰宅時は朝の通勤ラッシュが落ち着いた後の時間帯である場合が多いからです。

特に人口が多い都市部の会社に勤めている場合、通勤のストレスがなくなるだけでも夜勤をするメリットはあります。 

夜勤のデメリット

夜勤のデメリットはいうまでもないところもありますが、私が実際経験して感じたことも含めて紹介します 。

睡眠不足

睡眠不足は多くの人が経験する悩みです。体内時計が乱れてしまっているので、寝つきが悪くなり、寝られたとしても睡眠の質は低くなります。 

睡眠不足が積み重なれば、仕事でのミスにもつながりますし、心身の健康を損なって生活の質が落ちてしまいます。 

生活リズムの調整が難しい 

交替勤務の場合、夜勤シフトの前後の休日で生活リズムを変える必要があります。

この生活リズムの調整が難しい理由は、眠気がないときに眠ろうとし、眠いときに起きていなければならないため、非常にストレスがかかるからです。

表1の3交替シフトの一例で説明します。4/3は夜勤初日に備えて、昼間から夜の時間帯でなるべく睡眠を確保する必要があります。

一方、夜勤が終わった4/8の日中は仮眠程度の睡眠で我慢して、次の準夜勤に備えなければなりません。この生活リズムの調整が難しく、ストレスを感じる人が多いです。 

表14/14/24/34/44/54/64/74/84/94/10
シフト日勤休日休日夜勤夜勤夜勤夜勤夜勤休日準夜勤
日勤:8:30~17:30     夜勤:00:30~9:30     準夜勤:16:30~1:30

体調を崩しやすい

夜勤に伴う睡眠不足から、体調も崩しやすくなります。

心身の病気のリスクも高まると考えられていて、カナダ・ケベック大学州立科学研究所の研究では、夜勤をしている男性は、夜勤未経験の男性に比べてがんリスクが2~3倍高かったという結果を発表しています。

参考元:株式会社メディカルトリビューン 疾患・健康ニュース「あなたの健康百科」https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/121024525575/

きつい夜勤の仕事をするうえでの対処法 

きつい夜勤ですが、心身のダメージを緩和する対処方法もあります。

睡眠の質と量を大切にする

自宅での睡眠の質を上げるためのポイントとして、以下がおすすめです。

  • カーテンを遮光カーテンにする
  • 寝るときはアイマスク、耳栓を装着する
  • 就寝前に入浴をする
  • カフェインを摂らない

入浴は寝る1~2時間前に済ませると、体温が下がるタイミングで入眠するので、眠りが深くなります。

 カフェインに敏感な人は、たとえ夜勤前に摂取したとしても、翌日の睡眠に影響が出ます。自分の体質と相談して摂取の判断をしてください。

また、勤務中の休憩時間の仮眠も大切です。短時間ではありますが、上手く仮眠がとれればリフレッシュできます。アイマスクなどの使い慣れたアイテムを持ち込んで工夫して仮眠をしましょう。 


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夜勤の初日前と最終日後の過ごしかたを工夫する。 

夜勤の初日前と最終日後の過ごしかたを工夫することでスムーズに生活リズムの調整ができます。

表14/14/24/34/44/54/64/74/84/94/10
シフト日勤休日休日夜勤夜勤夜勤夜勤夜勤休日準夜勤
  日勤:8:30~17:30   夜勤:00:30~9:30    準夜勤:16:30~1:30

3交替シフトの一例で説明します。

4日の夜勤初日に備えて、3日の日中から夜にかけてできるだけ睡眠をとる必要があります。 そのために、3日の朝はいつもより早めに起床したり、日中に運動したりして、夕方~夜に眠くなりやすいコンディションにすることがポイントです。

反対に、最終日である8日の夜勤が明けた日は、夜勤の生活リズムで日中に寝すぎてしまうと、準夜勤のシフトに合わせられなくなります。 そのため、3~4時間の仮眠をとったら、日中は趣味などで活動することでスムーズに生活リズムを調整できます。

自分に合った夜勤の仕事を選ぶ

自分に合った職種を選ぶことも重要です。身体を動かし続ける作業か、単純反復作業か、はたまた監視するだけの作業か、どれに適性があるかは人それぞれです。

そして、夜勤といういつもと違う心身の状態で、作業を続けることにストレスがないかを見極めてください。

まとめ【夜勤がきついかどうかは人それぞれ】

以上夜勤について解説しましたが、夜勤がきついかどうかは人それぞれです。思い切って挑戦しないとわからない面も多いと思います。

仮に、夜勤の仕事に就いたけれど、どうしても夜勤が嫌になってしまった場合、職場に部署異動の相談をすることも一つの手段です。

総務課や品質保証課など、日勤のみの部署は必ずあります。私が勤務する会社は相談すれば異動願いにも柔軟に対応してくれます。製造以外の部署が嫌であれば仕方がないですが、自身のキャリアを考えると、退職を決断する前に選択肢として考えてもいいでしょう。 

そう考えると、夜勤にチャレンジするハードルはそれほど高くないと思います。自分に少しでも適性があり、夜勤に関心があれば、あなたの人生の選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

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